27年にわたり活躍し、会社の屋台骨を支えるセンター長に。その入社のきっかけは、技術への純粋な憧憬。
大学では機械工学を学んだ後、1999年にコーユーレンティア株式会社の前身である広友リースに入社された田嶋さん。2006年にコーユーイノテックスが分社化した折には、記念すべき社員第一号としてその名を連ねておられます。今回はそんな同社の歴史とともに歩んでこられたソリューションサービス部門管理職、田嶋センター長にお話を伺いました。
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「機械いじりが好き」が入社のきっかけに。その後、現場経験を積んでセンター長に。
──新卒時に、コーユーイノテックスを選んだ理由を教えてください。
今はICTパートナー事業を展開する当社ですが、入社した当時は主に什器や備品、保守サービスなどを行なっている会社でした。もともと、機械いじりが好きだったので「技術者として活躍したい」と考え、当社を選びました。他社からも内定が出ていたのですが、「さまざまなプロダクトを扱える」「会社の成長度」「愛着のある地元に近い」ことが決め手になったと記憶しています。機械いじりについては筋金入りで、中学生のときには自転車をバラして組み立てて遊んでいました(笑)
──同社とともに歩んできた27年の歴史と、ご経験されてきた業務内容をお聞かせください。
入社後すぐはサービス担当として、図面をコピーする「ジアゾ複写機(通称:青焼き)」やFAX、什器や備品などのメンテナンスを担っていました。PCはまだ現場に普及しておらず、図面を書くにもCADではなくドラフター(手書きの製図台)という機械が使われている時代でしたね。そして、PCの時代に移り変わってからは、PCの設定などを行なうチームを作り、現場や事務所のネットワーク工事などを担当。
その後は、分社化に向けた「準備室」への配属を経て、コーユーイノテックスの本部に所属していました。さらに、東京ソリューションサービス(SS)に異動したあとは、いくつかの拠点を経てまた本部に戻り、2018年からコーユーレンティアのイベント部門に出向。そこから2022年に当社に戻ってくるまでは、世界的なスポーツの祭典など、国が催すような大規模イベントなどに関わっていました。
──センター長になったときの、率直な気持ちを教えてください。
当社では、サブリーダーから主任、係長から課長代理を経て、課長という役職になります。それとともにSSのトップになると「センター長」というポストが与えられる仕組みです。私の場合は役職が課長で、センター長を拝命したのは10年以上前になりますね。ちなみに、係長や課長代理で「センター長」を務めている社員もいます。センター長というのは、各拠点に1人しかいない、いわば“称号”のようなものなので、責任重大です。拝命したときには、「みんなの模範となる行動をしなければならない」と、身が引き締まる気持ちでした。一方で、1つの部署を動かせるというワクワク感も同時に沸き起こったことを覚えています。
社員たちの成長が、やりがいに。膨大なプロジェクトが走る中、適材適所にメンバーを配置。

──ソリューションサービス部門のセンター長としてのミッションや、やりがいについて教えてください。
「工事数の拡大」が部門のメインミッションです。最近では当社が得意としているネットワーク工事に加えて、最新のセキュリティ監視カメラの案件も増えているので、さらなる施工技術の向上に注力しています。イベント関係の案件では、私自身が最前線に出て手を動かしながら、チーム全体を動かすこともあります。根が技術者なので、手掛けたことが形に残る現場は今でも好きですね。現場を知る上司のほうが、メンバーにとっても実務面での苦労や喜びを分かち合えると思うので、技術者であり続けることにはこだわりたいです。
やりがいとしては、「メンバーの成長を見られたとき」でしょうか。「案件にかける時間が短くなった」「多くの案件に対応できる力を身につけた」というときに、喜びを感じます。また、毎日数多くのプロジェクトがある中で「その現場に即したスタッフをアサインすること」が、センター長の重要な役割になります。メンバーのスキルや個性を見極めた上で、適材適所に配置することが必要です。トラブルなく終わることが求められる業務であり、「今日も何事もなくうまくいった」ときに、縁の下の力持ちとしての誇りを、ふと静かに噛みしめる瞬間があります。
──部下のマネジメントで意識されていることは、どんなことでしょうか?
技術力については社員同士で教え合う風土が根付いているので、任せています。私が意識しているのは「人間性や内面を鍛えること」です。そうすることで、社会人としての正しい振る舞いや態度、考え方などが育つと確信しています。そう思うきっかけになったのは、イベント部門に出向していたときの経験からです。さまざまな会社の方々とプロジェクトを進めていく中で、会社によって「しっかりしている組織だな」と感嘆することもあれば、その逆もありました。そのとき「当社のスタッフは、外部から見たときにどんな評価をされているのだろうか?」が気になったのです。
具体的に伝えているのは、「プロとして会社員を演じてみる」というアドバイスです。例えばミスがあれば、誰でも落ち込むものです。しかし、自分という存在を俯瞰的に「演じている役である」と捉えることで、感情に流されることなく客観的にやるべきことが見えてくるようになり「同じ失敗を繰り返さないためにも、的確に報告する」という最適解を選択できるようになります。また、それぞれの個性を活かし、伸ばしていくことを大切にしています。
新たなテクノロジーを常に学び、アップデート。積極的で好奇心旺盛なタイプが活躍する。

──長年にわたりコーユーイノテックスで活躍されている中で、どんなところに魅力を感じておられますか?
私の場合は、さまざまな部門を任せていただいていることが性に合っていると思います。異動が多いことで、毎回新鮮な気持ちで業務に取り組むことができました。役割やミッションが変わるという、「社内転職」のようなチャレンジングな環境が心地良いですね。ただ、ここまで異動が頻繁なのは少数派なので、特殊な事例かもしれません(笑)。長年在籍しているからこそわかる当社の魅力は、「ゼロからのスタート」が多いところです。ネットワークやPCのレンタルなど、時流に即した事業を次々に展開。そこで技術力を高め、組織を作り上げていく面白さがありますね。
一方で、規模が拡大し続けている現在は、すでに確立された事業があり、ノウハウや知見がある中で成長できるという環境も整っています。双方の特徴があるのが、今の当社の魅力かもしれません。社風も風通しが良く、同期や気の合う上司や部下同士で食事に行ったり、飲みに行ったりする文化が根付いています。
──ソリューションサービス部門で活躍できる人物像を教えてください。
「積極的」「好奇心旺盛」なタイプが、素直に伸びていくイメージですね。資格取得なども重要なので、向上心も重要です。仕事をしているとき「なぜこうなっているんですか?」と不思議に思ったことをすぐに質問してくるような技術者は、スキルアップが早いように感じます。また、私たちの業界は最近ではAIなど、新たなテクノロジーがどんどんと出てくるので、アップデートする必要性があります。ちなみによく「AIでなくなる職業」というニュースなどが耳目を集めていますが、私たちの仕事は実際に手を使ってネットワークや配線を繋いでいくプロセスが不可欠です。複雑な配線工事などは人の手が必要ですし、そこはAIにはできない領域だと感じています。ICTやAIの進化に伴い、その土台となるインフラ工事などのニーズは高まるばかりです。だからこそ、今後さらに求められる場面は広がっていくと思います。



