個の力の成長が、組織全体の拡大と強靭化の源泉に。そのための支援を、一切惜しまない。

最終更新日:2026.04.30

この記事は約 1未満 分で読み終わります。

「人を軸に置く経営」を貫く、レンティアグループ。今回はその真髄について、コーユーイノテックスの坂本常務執行役員に伺いました。同社はグループ内で、ICTに特化したビジネスを展開しています。取材中、「個人のスキルアップと人間力の向上が、組織全体の成長の源泉になっています」という言葉が印象的でした。 

 

「失敗を許す」「チャンスを与える」という、徹底したスタンス。 

──「人を大切に」という理念をずっと掲げてこられました。その根底にある想いはなんでしょうか? 

 

先代が、最近は様々な会社が掲げている、「三方よし(売り手・買い手・世間)」の先駆者であり、実践者でした。現在の梅木社長も同じ考え方を踏襲して深化させており、今は「未来」の要素を加えた「四方よしの精神」が、グループ全体の基本理念になっています。以前、当社の取引先にいた私が感じた「三方よし」のエピソードとしては「無理な値引きは、一切なかった」ことが挙げられます。自社の社員を守るのは当然のこと、取引先も「パートナー」として大切にされている姿を見て「口先ではなく、体言化されている」と実感したものです。そして「人を大事にしてきたからこそ、成功してきた」という事実が、信念の裏付けとなり、今日の強靱な組織を作り上げたのだと認識しています。 

 

──自社社員に対して「人を大切に」を感じられたエピソードはありますか? 

 

私が6年前に当社に来て、最初に驚いたのは「失敗しても守る」「次のチャンスを与える」という企業文化です。これは、いわゆる「大企業病」に罹患している組織とはまったく違うところです。たとえば、梅木社長が失敗した部下に声をかけている姿を見たことがあるのですが、決して責めるようなマイナスな物言いはしません。「今回はしょうがないよ。次は頼むな」という伝え方でした。そういう言い方であれば、部下も気が晴れて奮起します。 

 

また、重責にある役職者がキャリアに影響を与えるような大きな失敗をした場合であっても、一度別の部署などで経験を積ませた上で、再び新しいプロジェクトなどを任せるのが、梅木社長の手法です。年配の役員に対しても同じで、会議などで孤立させないように配慮するなど、人間力の高さをひしひしと感じます。そんな姿に「私にはできない懐の深さだ」と感銘を受けた経験がありますね。 

 

──M&A先の会社に対しても、経営理念を貫いておられるそうですね。 

 

当グループの拡大はM&Aの歴史でもあります。社員が100名だった時期に、170名の会社をM&Aしたこともあり、現在のグループ全体で893名という社員数へと成長しました。M&A先の企業に対して、梅木社長が徹底しているのが「役員も従業員も全員辞めさせない、全員雇用」であり、また「待遇を良くする」といった約束事をしたときには、必ず守るということです。たとえば、「3年間、昇給し続ける」という話が出た場合、利益が追いついていない状況でも「給与の引き上げ」を実行します。事前の約束を厳守することで、M&A先から「本物だ」と信頼してくれるようになるのです。そうした「嘘をつかない経営」が、次のM&Aを成功させる戦略にもつながっています。 

 

「スキルアップ」も「人間力の向上」も、全社を挙げて支援。 

 

──「資格手当が非常に充実している」という特徴がありますが、その背景と具体的な内容について教えてください。 

 

宅建(宅地建物取引士)や秘書検定など、本業とはシナジー効果が見込めないような資格であっても、社員が「取得したい」というものに対して費用を支給するなど、応援を惜しまない社風です。その背景には「勉強するクセを身につけ、人間の幅を広げて欲しい」という考え方があります。今、「リスキリング」という言葉が流行っていますが、その遥か以前から当社には「社会人になってからの学び」を応援してきました。ちなみに私は、「仕事必要な資格をまずは取得して」と口を酸っぱくして言っているので、そこは梅木社長の「別の資格を奨励する」というスタンスと“両輪”として機能していると思います(笑)。目下、当社が力を入れているのはeco検定(環境社会検定試験)®の取得の推進です。 

 

──「個人の成長を会社の成長につなげていく」というお話もお伺いしています。 

 

たとえば、当社はICTに強みを持つ技術の会社なので「電気工事士の資格取得」の要望を技術者に出していました。最初は1名、2名が頑張ってくれていたのですが、今は半数以上が合格。有資格者が増えたことでみんなの勉強熱に火がつき、来年は全員が取得する予定です。他にも、勉強以外の貴重な活動などについても、会社として積極的にバックアップしています。一例を挙げると、地震などによる被災地へのボランティア活動に対する、費用の支給や応援体制です。 

 

個人の「資格取得や勉強」というスキルアップのみならず、困っている方たちに対して手をこまねくのではなく、実際に現場に赴いて手を動かし、汗をかくボランティア活動のような「人間としての成長」にも会社全体で応援しています。個々の「スキル」と「人間力」が底上げされることで、組織としても次のステージに進むことができるのです。それが当社の成長の源泉になります。 

 

自由闊達な社風。年齢や年次、役職などの垣根を超える。 

 

──企業文化を表すようなエピソードとして、実際に経験されたことはありますか? 

 

入社年次や役職、年齢などに関係なく活発に意見を出せる企業文化があります。経験したエピソードとしては、実は最初の頃に「会社を良くしたいが、大きな壁に阻まれてしまう」という出来事があり、当社を離れようと考えたことがありました。それを押し留めてくれたのは、とある中堅社員の言葉でした。「改革の旗印には、坂本常務が必要です」と、様々な垣根を超えて直談判してくれたのです。それで思い直して、当社に残ることを決意しました。 

 

──現在100名の技術者が活躍されていますが、2名の女性も力を発揮されていると伺っています。何か、配慮されていることなどはありますか? 

 

「重いもの」については配慮しますが、それ以外はあえて特別扱いはしていません。徹底してフェアな風土を意識することで、男女関係なく働きやすい環境が整っていると思います。女性2人の詳細は、まず中途採用で技術職を希望されていた女性を採用。2人目は新卒の女性が技術職を希望して、「女性には厳しい仕事です」とお伝えした上で、先輩の女性スタッフの仕事ぶりを見学してもらうことにしました。それで「別の部署に回りたい」という申し出があると考えていたのですが、そのまま現場に入り、活躍中です。中途採用の女性は現場に欠かせない存在となり、ときには女性ならではの視点を活かし「お客様の要望を引き出し、提案する」といった、当社が求めている人材に育ってくれています。 

Related Posts関連記事

ENTRY

私たちと一緒に、社会の"困った"を解決しませんか。
あらゆる課題に寄り添い、あなたの力で「ありがとう」を作る、そんな情熱のある方をお待ちしています。

新卒エントリー 中途エントリー