「社内で多様な経験を積む」×「現場一筋で、上流工程を担当」。対照的なキャリアを持つベテラン2人に聞く。

最終更新日:2025.09.12

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現在、セールスプロモーショングループに所属しておられる入社17年目の髙橋さん(36歳)は、社内で多様なキャリアを積んでこられました。そして、東京ソリューションサービスグループ(東京SS)で活躍中の入社11年目の北澤さん(35歳)は、現場一筋で今は工事全体の指揮をとっておられます。今回は、そんな対照的なキャリアを歩まれているお二人が共通して感じている「長く勤めているからこそわかる、会社の魅力」などを伺いました。

サステナブルを実践する会社で、最新のICT技術に関わる仕事の魅力。 

 

──ご入社のきっかけと、社内でのキャリアについて教えてください。 

 

髙橋さん(以下、髙橋):中学校のとき、「普及しはじめたパソコンの技術を磨きたい」と考え、高校で情報システム科に進学した後、専門学校でコンピューターの基礎情報リテラシーの双方を学びました。当時はソフトウェアよりも、自分でパソコンを自作するなど「ハードウェア」に興味を持っていた記憶があります。当社を選んだ理由は、「身に付けた知識を活かしたい」「地方の自然豊かな環境で育ってきたので、エコ活動に取り組んでいる会社で働きたい」という希望に沿っていたからです。 

 

社内キャリアとしては、最初の1年間は、東京SS システムサポートに配属になり、現場のネットワーク工事やパソコンの個別設定など、当社が提供するサービスのベースとなる部分を身につけました。2年目にはパソコンレンタル事業を始めようとしていたタイミングで、立ち上げメンバーとして参画。運用スキームの構築、申請書の作成といった業務フローづくりなど、全てをゼロイチで創っていく面白さがありました。その後もセールス部門などいくつかの部署の立ち上げなどを経験し、現在はセールスプロモーショングループに所属。この部署も、立ち上げのタイミングから関わっています。 

 

北澤さん(以下、北澤):私も地方出身なので「サステナブルな会社で働きたい」という気持ちは強かったです。私が入社したときはパソコンが普及し、ちょうどWindows7くらいの時期だったと記憶しています。今がWindows11なので「ICTの成長期に立ち会えている」という実感があります。インフラ周りも当時の通信量は「メガバイト」でしたが、今は「ギガバイト」が主流なので、技術の進歩に驚かされます。社内キャリアは、髙橋さんと真逆で、ずっと現場一筋ですね。 

 

 

髙橋:私も決して「異動を望んでいる」わけではなく、社命です(笑)。傾向としては、「立ち上げのタイミング」の初期メンバーになることが多いです。その理由としては「運用フローの構築などを、ゼロから組み立てるのが得意」「いろいろな部署を経験したので、社内事情やそれぞれが何をしているかを把握できている」というのを会社がちゃんと把握してくれているからだと分析しています。 

 

プロ意識が高い技術者たちが集う、チャレンジングな社風。 

 

──長年勤めておられるからこそわかる、コーユーイノテックスの良さをお聞かせください。 

 

髙橋:「技術者」と一口に言っても、実際には「ネットワーク構築に精通したプロフェッショナル」「シアター設備や映像演出に長けたクリエイター」「Windows OSの設定やPCハードウェアの知識に秀でたエンジニア」など、分野ごとに高い専門性を持つ仲間たちが集っています。異なる部署にいたからこそ、そうした「プロフェッショナル」から学ぶ機会が多くありました。尊敬の念を抱くとともに、プロたちの薫陶を受けながら、自分の能力も高められるので「技術の会社で働いていて良かった」と思う場面は少なくありません。 

 

印象に残っているエピソードとして、セールス部門に所属していた頃、建設関係の会社で情報システム部門の方とお話する機会が多くありました。私自身はパソコンやiPadといったハードウェアやキッティング(初期設定)を得意としています。ただ、事前に「ネットワークについて相談したい」といった要望がある場合には、その分野に詳しい技術者に同行してもらうようにしていました。すると、通常であれば「一度社内に持ち帰って確認します」といったやりとりが必要な場面でも、その場で回答できるため、商談一度で完結させることができました。 

 

さらに、技術者とお客様のやりとりを間近で聞くことで、自分自身もネットワークに関する知識を深めることができ、次回以降の対応に役立つ学びを得ることができました。 

 

北澤:現場での案件は「建設現場の仮設事務所での回線工事」「監視カメラや入退室管理の施工」など、多岐にわたります。最近ではイベント関係の施工も増加中で、業務の幅がかなり広いことが特徴です。そのため多岐にわたるスキルを身につけることができますし、作業の流れが読めるようになります。技術者には「スキルアップしたい」という本能があるので、「成長できる環境」そのものが、当社で働く上での魅力だと思っています。今は現場全体を見渡して、作業の段取りなどを担う上流工程を任されているのですが、現場経験は「指示出し」の上でも大いに役立っています。 

 

また、「成長意欲」については、周りの全員が同じ気持ちだということも、心強いです。特に若いスタッフと話をすると「いろんな作業をしてみたい」とチャレンジを望む方がほとんど。これは、採用の段階で「積極的なタイプ」が集まってくれるからだと認識しています。全員責任感が強く、真面目なスタッフが多いですね。 

 

──どんなときに「やりがい」を感じますか? 

 

髙橋:先日、とある建設のDX推進部と「社内でiPadを導入し、社員全員に配布して使いたい」という商談をする機会がありました。そこで「申請フローについて」といった問題点を、クライアントとともに悩み、相談しあったのです。当社では、「ただ機器をレンタルするだけ」ではなく、お客様の悩みに寄り添い支援することで「課題解決そのものを価値に昇華する」というビジネスモデルを構築しており、その結果、全社導入が決まりました。商談後に「コーユーイノテックスの、髙橋さんがいてくれて良かったよ」と、社名と私の名前を覚えていただいたときは、うれしい気持ちになりました。 

 

北澤:大規模な現場などを、営業と協力しながら施工計画を立て、無事にお客様の声に応えられたとき、大きな達成感を感じます。以前に110万人以上が来場する、多くの方から認知されている巨大イベントの案件も、記憶に残っています。 

 

良好な人間関係の源の一つは、「成長意欲の高い仲間」が集う環境。

 

──長く勤務されているからこそ感じる「会社の魅力」を教えてください。 

 

北澤:同級生などから「人間関係が嫌になって会社を辞めた」という話をよく聞きますし、一般論としてもよくあるケースだと思います。しかし、当社ではほとんどそうした不満を聞いたことがなく、「良好な関係性があるからこそ、ずっと継続して働いている」という実感があります。その理由として挙げられるのが、「仕事への価値観が近い人たちが集まっている」というところではないでしょうか。「技術を追求したい」という本能的な欲求を持つ社員がほとんどです。お互いの価値観が近いので、業務上で衝突することも少ないですね。また、仕事もプライベートも大切にできるので「メリハリをつけて働けること」も大きなポイントです。 

 

髙橋:「成長を支えてくれる環境」です。挑戦しようとしたとき、背中を押してくれる社風があります。たとえば、大型モニターのような「インタラクティブボードを採用したい」と言ったとき、普通の会社であれば「稟議を通す」など、煩雑な手続きが必要になりますが、当社の場合は「とりあえずやってみよう」というスピード感があります。あと、「自分にないスキルを持っている人」には素直に聞くことができるような、「お互いに学び合える文化」は、技術の会社ならではともいえる、独自の魅力です。 

 

──今後のスキルアップやキャリアについて、どのように考えておられますか? 

 

髙橋:現在、セールスプロモーションの立ち上げから2年目に入っており、商品の企画や販売促進など、これまで経験してこなかった領域に取り組んでいます。この業務を通して「さらにスキルや知見を高めていく」のが目下の目標です。そして、今は「技術者の企業」の当社ですが、将来的にはお客様の課題を引き出した上で技術についても提案できる「技術営業=コンサル型」の人材が求められるフェーズにきていると認識しています。そうした、「次世代の人材を育成する」のが、中長期的な展望です。 

 

北澤:新しい商品やサービスはどんどん出てくるので、常にアンテナを張って、自分の中に取り込んでいます。さらに、それを後輩たちやチーム全体に共有することで、「全体のレベルの底上げ」に貢献し続けるのが、私の役割だと考えています。「生成AI」を例に挙げると、直接現場で使うことは少ないのですが、作業前の「配線図」作成などの設計フェーズなどで使っています。ネットワークに詳しくない営業職に対して、生成AIを使ってわかりやすい説明書類を作成できるので重宝しています。また、髙橋さんのおっしゃっていた「技術営業」の人材育成は私も急務だと思うので、現場の立場から私もドンドンと提案をしていきたいと考えています。 

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